香港CSLのプリペイドSIMでテザリング+ボーナス300MBを使い果たした後で苦労した話

香港はモバイル環境が充実しているのでノマド天国であることは、このブログでも紹介しました。(参考:香港ノマド事情 深水埗で買った現地SIMなら1日あたり238円でつなぎ放題)今回も香港でノマド仕事をしてきたのですが、現地キャリアのCSLで色々と揉まれてきましたので、そのレポートです。

このレポートでテーマとしているのは・・・

  • スマホでテザリングが出来なかった件
  • 最初に自動チャージされた300MBのボーナス容量を使い果たした瞬間に切断されてパニックになった件

どちらも、香港ノマドではなかなか重要な情報です。

まずは、香港に到着したらプリペイドSIMの露店がたくさんある深水埗に直行。C2出口を出れば、そこはもうSIMパラダイスです。

香港 CSL SIM 深水埗

この日は日曜だったので露店が開くのが遅めだったのか、朝の9時台ではまだチラホラでした。その後ウロウロしていたら続々と開店してきました。
色々と物色した結果、安さで選んだのがこの「abcモバイル」です。後で分かったことですが、香港の代表的なキャリアであるCSLのブランドみたいです。

香港 CSL SIM 深水埗

この表示を見る限り、「3日間で2GB」使えそうです。
これが後でとんでもない苦労を招くわけですが、それは追々述べていきたいと思います。
というわけで、これを購入しました。

香港 CSL SIM 深水埗

右上に「300MBのボーナス」的なことを書いてますね。これも購入の決め手になったんですが、これも後でとんでもない事件を招くのでした。
それでは、このSIMを装着しましょう。細かい作業なので屋外でやるのは怖いということで、近くの飲食店へ。香港名物のレモン水を注文して、作業開始です。

香港 CSL SIM 深水埗

余談ですが、香港のレモン水とかレモンティーは分厚い輪切りがどっさりと入っています。これをスプーンでザクザクと潰してレモン果汁をたっぷり出して飲むと絶品です。
手持ちのZenfone3はデュアルSIMなので、2つ目のスロットにこのabcモバイルを装着して電源を入れると、すぐに使えるようになりました。
こんなSMSで、アクティベートが通知されます。

香港 CSL SIM テザリング

先ほどSIMのパッケージに貼ってあった「300MBボーナス」の通り、まずは300MB分が自動的にチャージされたようです。
Zenfone3氏は、めでたく香港で使えるスマホになりました。

香港 CSL SIM テザリング

香港での滞在は実に快適そのものでスマホをバンバン使っていたのですが、スタバでノマド作業をした時に事件は起きました。
香港のスタバは30分の無料Wi-Fiが付いています。商品を購入して受け取ったレシートにパスワードが記載されているので、これを入力したら30分利用可能になります。

香港 スタバ 無料Wi-Fi

まずはこちらを使って、ノマド作業開始です。
香港トラムが大好きなので、香港トラムが見える席を陣取りました。通りかかる瞬間を狙って激写です。
いいですねぇー、これ。香港まで来た値打ちがあるってもんです。

香港 スタバ ノマド

スタバの無料Wi-Fiが時間切れになったので、次はabcモバイルのテザリングで乗り切ってやりましょう。
何せ3日間で2GBも使える上に300MBのボーナスまであるんですから、バンバン使っても大丈夫でしょう。
・・・しかし、繋がらない。スマホとPCは繋がっているんですが、「インターネットなし」という無情な表示が。
これはもしや、テザリング規制か?!台湾の亞太電信SIMでも同じ現象を体験しましたが、スマホしかダメなのか?!
ここで諦めては、貧乏ノマドトラベラーの名が廃る。というわけで、念のために持って来ていたWi-Fiルーターの登場です。Wi-Fiルーターはそもそも外部デバイスを接続するためのものなので、強制的にPCをネット接続できるのでは?と考えたわけです。
というわけで、SIMの差し替え作業開始。

香港 CSL SIM テザリング

SIMを装着してWi-Fiルーターの電源を入れると・・・
自動で電波を探した上で、見事接続♪

香港 CSL SIM テザリング

これでPCのネット接続が完了、Dropboxの同期も問題なしでノマド作業も超快適でした。
ちなみに、この天后駅前のスタバは2階席に電源が結構あるので、もちろん電源も使わせてもらいました。

香港 スタバ 電源

日本と電源コンセントの形状が違うので、もちろんアダプターも装着です。
PCでネット接続もできたので、めでたし、めでたし、となるはずなのですが、ここでひとつ問題が。例のWi-Fiルーターは今は亡きWILLCOMのSIMフリー端末です。古いので3Gまでしか接続できず、せっかく香港の快適4Gが繋がらないのはもったいないなと感じ始めました。
もしかして、一度Wi-FiルーターでPC接続できたので、もう一度スマホに装着したら今度はテザリング出来るのでは?という推論を勝手に立てて、やってみることにしました。
するとどうでしょう、今度は見事に繋がるではありませんか。
ここで得られた教訓。「スマホでテザリング出来ない時は、一度Wi-Fiルーターに装着して無理矢理繋いでみよう」。

めでたく4G接続でPCが繋がったのでネットがかなり高速になりました。これはいいと思って調子に乗って使っていると・・・
突然繋がらなくなりました。理由が分からず、もう一度Wi-Fiルーターに繋いだりしてみましたが、やはりダメ。
スマホに装着して、スマホでネット接続をしようとすると、こんなエラー画面になります。

香港 CSL SIM テザリング

なるほど、データ容量を使い切ってしまったということか。
でも3日で2GB、しかもボーナス300MBがあるのでは?それがこんなに早く容量オーバーになるとは考えにくいので、スマホでデータ転送量を見ると見事に300MB。
なるほど、ボーナスで自動チャージされた300MBを使い果たしたということか。それなら本来ある2GBをチャージして使えばいいかと思って色々と説明書きを見ても、どうもよく分かりません。Rechargeというメニューを見ると、購入する画面に進みます。プリペイドで買ったのは300MBだけだったの?という不安がよぎります。

さんざんあれこれ悩んだ挙句、答えが見つかりました。プリペイドSIMのパッケージ裏にある、プラン選択です。

香港 CSL SIM テザリング

中央付近にある、1時間、1日、3日、7日、30日というメニューです。それぞれ消費するクレジット額が並んでいて、そこに「3日間2GB」というのがあります。どうやらこのプリペイドSIMはこれが使えるだけのクレジットがあらかじめ入っているという意味のようです。
ここにある通り、「*122*532*2#」に電話発信をしてみましょう。
すると「今からショートメールを送るよ」というメッセージが出て、何やら届きました。これはめっちゃ手応えありそう!

香港 CSL SIM テザリング

3-day Passという、いかにも3日間使えそうなプランが有効になったとあります。あらかじめ50ドル入っていた残高が12ドルになったので、38ドルの3日間プランで消費したということなのでしょう。

香港 CSL SIM テザリング

これで晴れて、2GBという膨大なデータ量が使えるようになりました。
テザリングもバッチリなので、紆余曲折はあったもののノマド的に必要な全ミッションクリアとなったのでした。

結論。
香港CSLは最大手なので接続環境は極めて良好、ノマド的にかなり使えます。50ドル分が使えるプリペイドSIMが深水埗なら28ドルで買えたので、やはり深水埗まで行って買うべきでしょう。
そのままだとスマホでテザリング出来ませんでしたが、Wi-Fiルーターで一度接続すると再度スマホに装着してもテザリング可能になりました。理由は分かりませんが、Wi-Fiルーターに接続することで自動的に何か設定が変わるのでしょうか。
そして、ボーナスとして付いている300MBは普通に使っていると2日間くらいで使い果たしてしまいます。その後はパッケージ裏にあるプランの一覧から必要なプランを選択して電話発信で有効化をすれば使えるようになります。
知っていれば何でもないことばかりですが、苦労して使えるようにしたので備忘録としても記事にしました。
最後の結論として、物価が安いというメリットはありませんが、やはり香港はノマド天国なのでした。

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