香港での両替は今も昔もチョンキンマンションであることを改めて実感(香港・尖沙咀)

香港での両替と言えば、チョンキンマンション。広東語では重慶大厦と呼ばれるビルがあまりにも有名です。
2階までは両替屋やアラブ系、アジア系の怪しげ(?)な店が立ち並ぶ商業ゾーンで、それより上の階はほとんどが安宿という貧乏トラベラーのためにあるようなビルです。
しかも九龍半島の先っちょ、尖沙咀にあってネイザンロードに面しているというこれ以上はないような場所にあるので、チョンキンマンションのことを知らなくても前を通ったことがあるという人は多いと思います。

このチョンキンマンションはベストレートの両替屋がひしめいていることで有名で、かつては怖いイメージもあったビルですが、今では日本人旅行者も当たり前のように利用する空間となりました。
このチョンキンマンションで両替をするには、いくつかの「お約束」があります。せっかくのチョンキン両替で損をしないための、実体験レポートです。

まずは、香港国際空港のトラベレックスが表示しているレートをチェックしておきましょう。空港内の両替屋はすべてトラベレックスなので、どの店でもレートは同じです。この日は、1円=0.0607香港ドルです。つまり、1万円を607香港ドルにしてくれるということです。日本での表示に置き換えると、1香港ドル=16.47円です。

香港 両替 チョンキンマンション 貧乏旅行

まずは、このレートを覚えておいてください。
それでは、香港市街に入ってチョンキンマンションに直行!

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相変わらずの、堂々たる姿です。この面持ちを見ると、香港に来たことを実感させてくれます。
入口付近にはコピー商品を売る物売りと、安宿の客引きなんかがいますが、気にしなくてもOKです。
それでは、中に入ってみましょう。

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ご覧のように、1階は両替屋だらけです。この風景は1階の右側で、実はあまりレートが良くない両替屋たちです。
チョンキンマンションの基礎知識として、入口付近にある両側は空港とレートがほぼ同じなのでボッタクリとされており、本命はその奥です。
しかし、1階の右側は奥と言ってもちょっとだけレートが悪いので、本命中の本命は1階の左側です。

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この左側にある両替屋が、奥に行くほどレートが良くなっていく印象です。
この日のベストレートは奥に見えている緑色の看板の店でした。空港のレートと比較してみてください。

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空港のトラベレックスが1円=0.0607でしたが、この店は0.0682です。
1万円の両替をすると、607香港ドルだったものが、ここでは682香港ドル受け取れるというわけです。75香港ドルも差があるので、庶民的な食堂なら2食分くらいの差です。日本での表記なら、1香港ドル=14.66円となります。
他の店も見てみましょう。左側に並んでいる店ばかりです。

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ここでは、0.0680。

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こちらはわずかに良くて、0.0681です。
おおむねこの辺りがベストレートだと考えて良いでしょう。

オマケとして、今回はアプラスのGAICAという国際デビットカードを使って香港ドルを引き出してみました。
そのレートは、以下の通りです。

香港ドル 両替 GAICA レート

1香港ドル=14.66円です。
お?これならチョンキンマンションの最良レートと同じなのでは?と思いたいところですが、問題は58円の手数料です。
この分だけレートが悪くなるので、GAICAカードもチョンキンマンションには勝てないことが判明しました。

結論。
香港での両替は、最低限の現金が欲しい場合を除いてチョンキンマンションに直行が吉です。
その中でも入口付近の両側はスルーして、向かって左側の店で一番良いレートの店を探しましょう。もしかすると日によって右側の店にも良いところがあるかも知れないので、そのチェックもお忘れなく。
他の国と違ってまず心配はありませんが、念のために受け取った現金はその場で金額が合っているか確認してください。足りない場合はすぐに指摘しておきましょう。
私はまだ経験がありませんが、ミスで少なかったりすることもあるようです。

両替のレートが少しでも安いと、現地でのショッピングのお得感が全然違いますので、両替レートはシビアになりましょう!

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