有料道路1760円のみ 東京→大阪をほぼ一般道を効率重視で走破した全レポート

東京から大阪まで国道1号線を中心に一般道で走ったというレポートは、記事や動画などたくさんあります。しかし完全一般道だと時間効率が悪く、コストパフォーマンスのいい有料道路は使いつつ効率重視で走破したらどうなるのか?というところに興味がありました。このブログでも「ほぼ一般道」シリーズはアクセス数も多く人気が高いので、東京から大阪に移動する機会を利用して、実践してみることにしました。スタート地点は杉並区内の高円寺付近、車は軽自動車のスバルR2です。
東京から大阪までほぼ一般道、効率重視で走るとどれだけお金と時間が必要なのか?その実践レポートです。

8:00 東京都内をスタート

東京都内・高円寺付近から長い旅のスタートです。

東京 大阪 ほぼ一般道

最初に目指すは、環八通り。ここから神奈川方面を目指しましょう。

8:32 第三京浜道路で神奈川県川崎市へ

環八通りを南下、玉川ICから第三京浜道路に入ります。8:32には神奈川県に入りました。

東京 大阪 ほぼ一般道

第三京浜道路は道幅も広く快適で、このまま一気に横浜新道を目指します。

東京 大阪 ほぼ一般道

第三京浜道路は、通行料金310円でした(軽自動車料金。以後すべて軽自動車料金です)。
次は横浜新道に入ります。戸塚、小田原方面に入ります。

東京 大阪 ほぼ一般道

横浜新道の通行料金は、250円です。

東京 大阪 ほぼ一般道

8:53には、横浜新道の終点に到達しました。

東京 大阪 ほぼ一般道

ここからは国道1号線の一般道ですが、しばらくは同じような感じの道が続きます。

東京 大阪 ほぼ一般道

・・・と思ったら、ちょっと渋滞したりもします。

東京 大阪 ほぼ一般道

しばらくは渋滞したり、信号待ちをしたりしながら国道1号線とのお付き合いです。
次第に道路はバイパスっぽくなってきて、藤沢バイパスに入ります。藤沢バイパスを走り、そのまま新湘南バイパスを目指します。

10:23 新湘南バイパス

国道1号線の渋滞を乗り切ると、ここからは新湘南バイパスです。

東京 大阪 ほぼ一般道

湘南バイパスの通行料金は、290円です。

東京 大阪 ほぼ一般道

大半の車は1号線の方面に行くので、新湘南バイパスはガラガラに空いています。

東京 大阪 ほぼ一般道

茅ヶ崎の辺りはとても混むので、新湘南バイパスはとても利用価値高いです。
進む方向は、直進の小田原方面です。

東京 大阪 ほぼ一般道

新湘南バイパスは、10分ほどで終点になります。
国道1号線が混むところをかなりショートカットできたことなります。

東京 大阪 ほぼ一般道

この終点の直後に、再度料金所があります。ここでの通行料金は80円でした。
80円の区間なのでアッと言う間に終わり、一般道に出ます。ここは国道1号線ではなく国道134号線に出る交差点です。
ここからしばらく海沿いの134号線を走ります。

東京 大阪 ほぼ一般道

ご覧のように、国道134号線は国道1号線と海沿いを並走する道で、バイパス感たっぷり。

東京 大阪 ほぼ一般道

次に目指すのは、西湘バイパスです。

東京 大阪 ほぼ一般道

10:39 西湘バイパス

国道134号線から、次は西湘バイパスに入ります。

東京 大阪 ほぼ一般道

西湘バイパスも高速道路みたいに快適なので、一気に走り抜けましょう。

東京 大阪 ほぼ一般道

橘料金所に着きました。ここでの通行料金は、210円也。

東京 大阪 ほぼ一般道

次に目指すは、箱根の山越え。
箱根新道の方面に進みます。

東京 大阪 ほぼ一般道

箱根新道の看板が緑色なので有料道路だと思ってしまいがちですが、かつて有料道路だった頃の名残です。
今は無料なので、安心して箱根新道に入ってください。

東京 大阪 ほぼ一般道

箱根新道の他に国道1号線がありますが、そちらは強烈な山道なので、断然箱根新道がオススメです。

東京 大阪 ほぼ一般道

こんな感じで、まずは箱根峠を目指してひたすら上り坂が続きます。

東京 大阪 ほぼ一般道

箱根新道の終点になると、国道1号線と合流です。
ここで若干渋滞がありましたが、気になるレベルではありませんでした。

東京 大阪 ほぼ一般道

11:22 箱根峠に到達、ここから静岡県

上り坂を登りきると、箱根峠に到着です。
この日はGWの合間にあった平日でした。峠のエコパークには、すでに連休に入っている行楽客とトラックが混ぜこぜになっている感じでした。

東京 大阪 ほぼ一般道

箱根峠から先は、長い下り坂の始まりです。
そしてここから先は、東京-大阪間で最も距離が長く時間もかかる静岡県の始まりです。

東京 大阪 ほぼ一般道

静岡県内には、〇〇バイパスという国道1号線のバイパスがたくさんあります。
効率重視ということで、ひたすら〇〇バイパスを走るルートでいきたいと思います。最初に目指すは、沼津パイパスです。

東京 大阪 ほぼ一般道

直進の沼津方面を目指していると途中からバイパスっぽい道になりますので、それが沼津パイパスです。
静岡県に入ると、何度か正面に富士山が見えるルートになります。富士山にあまりなじみがない関西人にとって、これは見ものでした。

東京 大阪 ほぼ一般道

12:43 富士由比バイパスで静岡市へ

沼津パイパスは途中から、富士由比バイパスになります。
富士由比バイパスを走っていると、12:43には静岡市に入りました。これでもまだまだ静岡県は序の口、長い長い道のりの始まりに過ぎません。

東京 大阪 ほぼ一般道

引き続きバイパスは、富士由比バイパス、静清バイパスと続きます。
写真だけ見ると、まるで高速道路を走っているように見えますが、これも無料の一般道です。

東京 大阪 ほぼ一般道

ただし、やはり一般道なので時折市街地になり、このように信号待ちもあったりします。

東京 大阪 ほぼ一般道

しばらく市街地を走りつつ、次の藤枝パイパスを目指します。
緑色の看板にある「浜松 藤枝」方面をひたすら進みます。

東京 大阪 ほぼ一般道

次第に道路はパイパスっぽくなってきて・・・

東京 大阪 ほぼ一般道

高架道路になると藤枝パイパスに入っていきます。
この看板にあるように、右車線に入っておくことを忘れないようにしてください。

東京 大阪 ほぼ一般道

藤枝パイパスは片側1車線の道路ですが、信号もなく地方の高速道路のような感じです。

東京 大阪 ほぼ一般道

藤枝バイパスが終わると、次は日坂バイパス、掛川パイパス、袋井バイパスと続いていきます。

東京 大阪 ほぼ一般道

15:17には、袋井市に入りました。
このあたりは、おそらく袋井バイパスです。

東京 大阪 ほぼ一般道

袋井バイパスの次は、磐田バイパスです。
静岡県はあまりにも大きいので、こうやってパイパスが数珠つなぎのように整備されているのは、本当に助かります。

東京 大阪 ほぼ一般道

浜松市内に入ったら、いよいよ長かった静岡県も終盤戦。
浜松市内は入らず、国道1号線で最後の浜名バイパスを目指します。

東京 大阪 ほぼ一般道

緑看板の「名古屋 豊橋」というのが、浜名バイパス方面です。

東京 大阪 ほぼ一般道

いよいよ静岡県最後のバイパス、浜名バイパスです。
この日は天気が悪かったので生憎でしたが、海沿いを走るハイウェイなので晴れていれば絶景です。

東京 大阪 ほぼ一般道

天気は悪くてもハイウェイ感はしっかりあります。
こういう道路には、えてしてネズミ捕りやオービスがあるものなので、スピードを出し過ぎないようにご注意を。

東京 大阪 ほぼ一般道

16:14 愛知県豊橋市

長かった静岡県が終わり、ようやく愛知県に入りました。
11:22に箱根の峠越えで静岡県に入って以来、5時間近くかかっています。途中で昼食休憩がありましたが、30分程度だったのでそれを差し引いても4時間半。
最大の関門を越えた気がしますが、旅はまだまだ続く。

東京 大阪 ほぼ一般道

ここからは、国道23号線がメインになります。

東京 大阪 ほぼ一般道

次に目指すのは名古屋ですが、まだまだ91km彼方にあります。
天気が悪いのに見づらいですが、ここからは豊橋東バイパスです。
ここから三河地区は23号線のバイパスが整備されているので、〇〇バイパスが延々と続きます。

東京 大阪 ほぼ一般道

途中の1か所だけ、バイパスが未整備の区間があります。
少しだけ県道を走ったりする区間がありますが、再び23号線を目指します。
この表示だと少々ややこしいのですが、左に行くと23号線の本線に入ってしまいます。これだと信号も多く時間がかかるので、「23 名古屋」と書かれている表示に従って直進します。

東京 大阪 ほぼ一般道

直進すると、今度は右の名古屋方面へ。
方角を考えると左が正解なんですが、そちらは23号線バイパスではないので右折します。

東京 大阪 ほぼ一般道

ここからは、〇〇バイパスが続きます。
最初は、岡崎バイパス。

東京 大阪 ほぼ一般道

岡崎市は結構大きいのですが、岡崎バイパスは全く信号がないので快適です。

東京 大阪 ほぼ一般道

次は、知立バイパス。

東京 大阪 ほぼ一般道

18時頃 名古屋

18時頃には、名古屋に到着です。もうすっかり夕方になってしまいました。
しかし、愛知県に入ってから23号線のバイパスが整備されたおかげでこの時間帯に名古屋まで来れたわけで、それがない頃はもっと時間がかかっていたはずです。

東京 大阪 ほぼ一般道

18:49 三重県木曾岬町

名古屋から小一時間で、三重県に到着です。23号線の整備状況が素晴らしいおかげで、愛知県に入ってからは混雑していたものの順調にここまで来れました。

東京 大阪 ほぼ一般道

ご覧のように、かなりの雨です。
しかも東名阪自動車道で鈴鹿あたりに長い渋滞が発生しているという表示があったので、渋滞警戒です。
案の定、23号線も渋滞してきました。ここで休憩がてら天候の回復と渋滞解消を待つということで、長島温泉で休憩です。

東京 大阪 ほぼ一般道

「クアハウス長島」は、国道23号線に面している源泉かけ流しの温泉施設です。
900円でタオルもついているということで安いですし、オススメです。ここで温泉に入り、そのあと休憩ルームで数時間寝るという、本格的な休憩をさせてもらいました。
ここを出た時には雨も小降りになっていて、渋滞も解消していました。ナイス判断です。
しばらく走って、今度は国道沿いのラーメン屋で夕食です。

東京 大阪 ほぼ一般道

四日市市で食べる博多ラーメン・・・味はイマイチでしたw
次は名阪国道のスタート地点である、亀山を目指します。国道23号線をそのまま走っていると通り過ぎてしまうので、左に分かれていく道に入ります。
ここから先は夜である上に天気が悪いので、見づらい写真ばかりですいません。

東京 大阪 ほぼ一般道

見えづらいですが、左に分かれている表示に「大津 国道1号」と書かれています。
これを左に入り、高架下をくぐる形で右折です。

22:53 亀山ICから名阪国道へ

しばらく国道1号線と25号線の重複区間が続き、やがて亀山ICに到着します。
名阪国道は三重県の亀山市から奈良県の天理市まで続く、とても長い高速道路ライクな一般道です。
効率重視の旅でこれを使わない手はないので、亀山のスタート地点から天理まで走ります。

東京 大阪 ほぼ一般道

とにかく天気が悪く、スリップ注意の表示がずっと出ていました。
しかも針テラス(名阪国道で一番大きな休憩所)の辺りからは、濃霧が!
正直これは、めっちゃ怖かったです。

東京 大阪 ほぼ一般道

2:44 名阪国道終了、天理IC

途中で睡魔が襲ってきたため、2時間ほど寝ました。
休憩なしで走れば、名阪国道は1時間ほどで走破できます。

東京 大阪 ほぼ一般道

天理ICからは、西名阪自動車道です。
ここは効率重視で、西名阪を全区間走ります。

3:21 いよいよ大阪府へ

最後の県境、奈良県から大阪府に入りました。
ここでも少し時間がかかっていますが、またもや眠気が来たのとトイレに行きたかったので、香芝PAで休憩していたからです。

東京 大阪 ほぼ一般道

西名阪を走り切ったから、近畿道に入ります。
近畿道も有料道路ですが、最初の長原出口で降りると無料なので、それを利用して長原で降りて大阪市内に入ります。

東京 大阪 ほぼ一般道

これも分かりにくいですが、「長原」と書かれています。
ここを降りると、大阪市平野区です。

東京 大阪 ほぼ一般道

これで、長い長い「東京から大阪へほぼ一般道の旅」は終了です。
ほんまに疲れましたが、無事に到着できたので言うことなしです。

総括

朝の8時に東京を出発をして、最終的に大阪についたのは夜中の3時を回っていました。
途中で昼食、夕食、温泉、仮眠という具合に何度も休憩しているので、それを合計すると7~8時間は移動時間から除外できそうです。それを差し引くと、東京から大阪へ効率重視のほぼ一般道で走ると、所要時間が10~11時間となることが分かりました。しかしこれはノンストップで走った結果であって、1人で運転するのは不可能だと思います。よって、休憩を入れると13~14時間くらいは見ておく必要がありそうです。
次に、必要経費も計算しましょう。これは有料道路の領収書です。

東京 大阪 ほぼ一般道

全部合計すると、1760円でした。ガソリンについては満タン1回分を使い切って、次の満タン分が少し減った程度だったので1.3回分と見積もって5200円としましょう。
東京から大阪まで、効率重視のほぼ一般道で走ると通行料金とガソリンを合計して6960円という結果になりました。
東京と大阪、それぞれの近郊はうまく有料道路を使いつつ静岡県と愛知県はバイパスを乗り継いでいくと、比較的効率良く走ることはできます。ただ、やはり550kmを超える距離はあまりにも遠いということを実感させられた旅なのでした。

12 Comments

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA