ノマド不毛地、高知ではコンビニが孤軍奮闘中(高知・高知市)
|高知県の中心は名実ともに高知市です。高知は大阪からジェットスターの激安便があるのでノマド旅の候補地として有望ではあるのですが、肝心のノマドカフェが少ないという事前情報がありました。実際のところはどうなのかということで、片道数百円のセール運賃で現地入りしてみたレポートをお届けします。
事前情報の「優良店」が全滅
事前情報ではサークルKが運営している「K’s Cafe」というカフェがかなり良いということだったのですが、高知駅と繁華街である帯屋町にある店舗はいずれも閉業。
もうひとつ、中古本のブックオフが高知駅前にあってその店内に電源とWi-Fiが使えるブックオフカフェがあるということだったのですが、こちらもブックオフごと閉業。

この写真だと向かって右側にカフェがあったそうです。高知ではノマドカフェは流行らないのでしょうか。
高知で孤軍奮闘するローソンのイートインスペース
高知駅前からはりまや通りを南下すると、50mほど歩いたところにローソンがあります。このローソンには中々広いイートインスペースがあって、ここに電源席があります。しかもローソンWi-Fiも使えるので、高知駅前ではここが最強です。

この奥にある窓側カウンター席に、電源があります。

こんな感じで電源が並んでいて、全部で8席あります。Wi-Fiはローソンの無料Wi-Fiがあります。

ここにも記載があるように、1回60分が5回使えるので、合計5時間です。コンビニのイートインスペースなので、さすがに5時間使うことはないでしょう。
この日は一番奥にかなり長居している感じのノマド族がいました。しかもプリントアウトを頻繁にしていたので、ローソンのインフラをフル活用している感じでした。

かつてあった優良ノマドカフェが亡き今、長居しているノマド族がいることからもこのローソンが最強ということになりそうです。
なお、高知駅から少し離れたところにもっとイートインスペースが充実したローソンがあるそうですが、そこは少し遠いので行っていません。
帯屋町のドトールは電源&Wi-Fiなし
高知城の城下町である帯屋町は、高知随一の繁華街です。大丸百貨店がありますし、観光客が集まるひろめ市場など観光スポットにも恵まれているので、いわゆる地方都市のシャッター通りということもなく、活気があります。
これならノマドカフェもあるのでは?と思いますが、ひろめ市場近くのスタバは混雑で電源席があるのかどうか確認できず。そこで同じ商店街にあるドトールに入ってみました。

店内の雰囲気は他のドトールと同じですが、電源がありません。電源コンセントはありますが、このように塞がれています。

この蓋からも、電源は使うなよという強い意志を感じます。
Wi-Fiもめぼしい電波がありませんでした。喫煙スペースは商店街に面しているので、喫煙席に入ると商店街の観光客向けWi-Fiが入るかも知れません。

というわけで、この日の作業はバッテリー切れまでの勝負です。スマホのテザリングで作業したので、パケット消費量が1ギガ近くになってしまいました。次は無いですね・・。
以上、高知で使った2店のレポートでした。大阪からわずか50分のフライトで行ける手軽さと食べ物のおいしさは魅力ですが、ノマドカフェはあまり期待できないというのが率直な印象です。
同じ四国にはPeachが激安便を飛ばしている松山があります。松山はノマドカフェも充実しているので、ノマドを目的にするのであれば松山のほうがいいかなと思いました。