宿相場が高い香港で貴重な優良ホステル ドラゴンホステル香港(龍群賓館)
|香港は通信環境がよくノマドスペースに困らないほどの大都会ですが、ホテル代の相場が高いのがネックです。
世界中から大量の来訪者があるので宿泊施設の数もかなり多いのですが、安宿が少ないんです。1泊5000円以上の宿を探しても東横イン並みのホテルはなかなか期待できないのが香港です。
安宿と言えば有名なのが、九龍半島先端近くにある重慶マンション(チョンキンマンション)ですね。館内には数え切れないほどのホステル、ゲストハウスがあります。
ただ、ここは入口とか1階の怪しさゆえに気になる人はそれだけでアウトになってしまいます。
また宿泊施設が多すぎてエレベーターがなかなか来ないというマイナス要素もあります。
そこで検討したいのが、「チョンキン以外のホステル」。
旺角あたりに行くと、良さそうなのがチラホラとあります。
その中で今回利用したのが、ドラゴンホステル香港(龍群賓館)です。シンザーハウス(先施大廈)の7階にあります。
ちなみにこの先施大廈はスマホビルとも呼ばれているスマホの聖地です。
このビルは2ヶ所に入口があるのですが、これがまた分かりにくい!
どちらも入口の向かい側にセブンイレブンがあるので、それを目印にすると良いと思います。ビルに入るとすぐに守衛らしき人がいますが、特に何か言ってくるわけではないので、そのままスルーでOKです。
エレベーターは2基あって、それぞれ偶数階専用、奇数階専用となっています。向かって右が奇数階専用なので、7階の宿まではそれで行き来します。
7階の707号室がドラゴンホステル香港です。
オーナーさんは年配の男性で、広東語と英語オンリーですが、英語は片言で十分通じます。とてもいい人です。
チェックインの時は部屋まで案内してくれますので、そこでエアコンやシャワーの使い方について説明を受けます。5分ほど説明を終えたらフロントに帰っていきますので、サンキューと見送ります。
部屋は、当然ながらかなり狭いです。4畳半くらい?
シャワー付きの部屋を選びました(シャワー共用の部屋もあり)が、シャワーがトイレと一体型になっているまさかのスタイルです。
ご覧の通り、トイレの真上にシャワーがあるのでシャワーを使うとトイレは水浸しになります。
これは香港の安宿によくあるスタイルなので、こういうものだと思ってトイレとシャワーの順序を工夫しましょう。
なお、この湯沸かし器からは10分ほどしかお湯が出ません。あんまりチンタラとシャワーをしていると突然水になるそうなので(私は確認できませんでしたが)、シャワーは手短に。
肝心の電源やWi-Fi事情もバッチリです。
香港の電源プラグはBFタイプですが、アダプターが付いています。正面はBFタイプですが、下にAタイプ(日本のタイプ)が使える口があります。
ただし電圧は200Vのままなので、対応していないものを接続すると危ないです。ノマドワーカーならノートPCを持っているはずなので、ノートPCのアダプターなら普通は対応しています。スマホの充電はノートPCのUSB端子からが無難だと思います。
Wi-Fiは、フロントでチェックイン時に小さなメモ紙をくれます。そこにSSIDとパスワードが書かれているのでそれを入力すればOK。
速度、安定性ともに申し分ありません。これのおかげでかなり助かりました。
1泊あたり2000円台くらいですが、時期によって変動します。この時は2泊で4500円くらいでした。
チェックインは14時、チェックアウトは12時です。
ただ、ホステルなのでそんなに細かいことは言いません。アーリーチェックイン、レイトチェックアウトにも柔軟に対応してくれるようです。
荷物が廊下にたくさん置いてあったので、チェックアウト前後の荷物預かりにも対応してくれると思います。
部屋の鍵を渡されて、後はその鍵を持ったままで24時間出入り自由です。
フロントの前を通らずに部屋に出入りできるので、夜中でも気兼ねなく家感覚で出入りできると思います。