ハノイおすすめのビアホイ店を2つ追加(ベトナム・ハノイ)
|ジェットスターの安い航空券があるおかげで、時々ノマド旅で訪問しているベトナムのハノイ。世界一安いと評判のビアホイという文化があるので、それも含めてすっかり気に入っています。
以前にターヒエン通りを中心にビアホイのご紹介をしましたが、最近ではターヒエン通りでビアホイを見つけるのが難しくなっているということで、少し離れているもののハノイ旧市街にあるおすすめのビアホイ店を2つご紹介します。
⇒呑兵衛は絶対に行くべきハノイの激安ビール天国、ターヒエン通り(ベトナム・ハノイ)
まずは場所から解説しておきましょう。ハノイ旧市街にあるホアンキエム湖から北に上がった辺りに繁華街がありますが、その繁華街から西に歩いて15分ほどです。Hang Boという通り沿いに西へ進むと1本です。
英語メニューあることでも有名な「Ngoc Linh」
先ほどの地図でピンを刺したところにあるのが、「Ngoc Linh」です。これで「ゴック・リン」と読むらしいです。外国人が多いところでは英語のメニューもありますが、下町にはベトナム語のメニューしかないこともあります。その点、このゴック・リンは英語メニューがあるのがGOODです。

店のアーケードに「Ngoc Linh」と書かれている部分を確認できます。ハノイのビアホイ店はほとんどがこのように半分店内、半分外のような店構えです。昼間は暑いですが、夕方以降に入ると涼しい風が入るようになってきて、地元の人たちもその涼を求めつつ冷たいビアホイを飲みにやって来ます。

どうですか?この雰囲気。道行く人や地元の人たちがガヤガヤとやってるところを眺めながらのビアホイは、それだけでも十分楽しいです。
ちなみにこの「Ngoc Linh」では、何も言っていないのに座った時点で店員が1杯目のビアホイを持って来ました。もはや、ビアホイを飲まない人が来ることはないということなんでしょうね。
オツマミには、やたら現地の人が食べているのと同じものをオーダー。台湾の臭豆腐のような揚げ豆腐に、ベトナム独自の香草がたっぷり載っています。
店内を見渡すと、完全にローカルな空間だということが分かります。

地元のおっさんがめっちゃ楽しそうに飲んでますね。
家族連れも来ていたりで、そこはもう下町そのものの風景です。

「Ngoc Linh」の斜め向かいにある、「Bia Hoi HaNoi」
続いて、先ほどの「Ngoc Linh」の斜め向かいにあるよく似たビアホイ店もご紹介します。この「Bia Hoi HaNoi」というのはチェーン店なのか、それともハノイのビアホイという意味なのか、同じ店名の店がハノイの至る所にあります。
店構えはもちろん、ハノイ定番の「半分外」スタイルです。

こちらのほうがさらにローカル色が強く、椅子やテーブルがプラスチック製というチープさも最高です。

ここでも同じように、揚げ豆腐の香草載せみたいな料理をオーダーしました。この店は英語メニューがないので、隣近所の人が食べているものと同じものというオーダーのしかたしかできませんでした。確かお値段は3万ドンくらいだったと思います。日本円で150円くらい。
ビアホイの価格についてはベトナム全体でどんどん上昇してるらしく、斜め向かいと同じく1万1,000ドンでした(2018年現在)。かつては5,000ドンというのが定番だったことを考えると、ビアホイだけを見ても倍以上の物価上昇です。それでも日本円だと55円なので激安なんですけどね。

ここでも地元のおっさんが楽しそうに飲んでますね。
写真奥には、斜め向かい「Ngoc Linh」が見えています。周辺にこれだけの規模のビアホイ店がないので、この2店には人が集まってきているようです。
目まぐるしく変わるハノイのビアホイ事情
私が初めてハノイに行ってビアホイと出会った時は、1杯5,000ドンの店がほとんどでした。それが次に行った時には7,000ドンくらいになり、この記事の時に行った2店では1万ドン超えです。
ベトナムは経済成長が著しく、首都であるハノイでは地価上昇に伴って物価上昇が続いています。それでも安いことに変わりはありませんが、ビアホイの値段がジリジリと高くなっているのは、「安いベトナム」を楽しみたい私としては気になるところです。
それでも全体的な物価は安いですし、このように夏の夕涼みのような気分で冷たいビールをがんがん飲めるハノイのビアホイ店は、定期的に行きたくなるマストスポットです。